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調査事例

結婚を約束した女性と急に連絡が取れなくなった

ご依頼者様
東京都30代男性
調査対象情報
年齢
調査期間
-
調査量
-
調査料金
95万円、成功報酬30万円
調査員
-
調査難易度

相談の経緯

マッチングアプリで出会った女性にお金を貸したまま連絡が取れなくなってしまいました。
相手は24歳で容姿が非常によく、ひとまわり以上離れた自分には不釣り合いな女性だったと思います。
私の周りの友人なども「お前、騙されているんじゃないの?」とか「いろいろ気をつけておきなよ」など気遣ってくれていました。
もちろん私も、言われるまでもなく当初から騙されているかもしれないということは考えておりました。
ただ、彼女の愛嬌や仕草、私に対する気遣いなどからだんだん警戒を解いてしまいました。
騙されている場合の多くは理由をつけて性行為を拒否されるということらしいですが、そういったこともなく
私の方から誘っても拒否されることはなく、むしろ相手の方から恥じらいながら求められたりもしていたのでそこにも愛を感じてしまいました。
2か月もするとお互いの家族を紹介し合い、相手の家族からも祝福をされたので舞い上がってしまっていたのかもしれません。
その後すぐに同棲をするようになり、幸せな生活が始まったと思ったのですが、あっという間に終わりました。
先日、仕事を終えて帰宅すると、彼女は不在でした。
あまり外出しない彼女で、外出するとしても連絡はしてくれていたので少しだけ違和感があったのですが、幸せの絶頂にあった私は、友人と一緒にいるのかなくらいでしか考えておりませんでした。
しかし、夜にも帰ってこず、連絡を入れても返信がないことから不安が芽生えてきました。
翌日の朝になっても帰宅しなかったので相手の親に連絡を入れると、「友人と一緒にいるのでは?」とか「もう少し待ってみては?」との回答
「親なのに心配じゃないのか?」という気持ちは少しありましたがもう少し待つことに
結局、翌日も帰宅しなかったので何か事件にでも巻き込まれたのではないかと思い、再度相手の親に連絡を入れると「警察に捜索願を出す」とのことなのでお任せをすることにする。
私の方は少ないながらも共通の友人がいたのでその方に連絡を入れるが誰も知らないとのこと。
心配で夜も眠れず起きていたところに彼女から「もう一緒にいることはできません。探さないでください」と連絡が来る。
必至に電話やLINEで連絡を取ろうとするもそれ以降は返信がなく。
相手の親に連絡を入れるも相手の親も電話が繋がらない状態となる。
翌朝も彼女、彼女の親、友人も連絡が取れなくなる。
ここにきてもしかすると騙されたのかもしれないと思い、私自身の口座、クレジットカードなどを確認すると全てないことに気づく。
日頃からキャッシュカード・クレジットカードは財布に入れて持ち歩いていましたので、財布に入っているのが普通だと思っており、なくなっているのに気づきませんでした。
口座の残高を確認すると案の定、全て引き出されていました、クレジットカードに関してはキャッシングはついておらず、大きな買い物をする時は連絡が来るようになっていたので少額しか使われていなかったと思います。
彼女はどうやって私の暗証番号を知ったのかは分かりません。
私がつい話してしまったのかもしれません
すぐに警察に行くべきですが、警察に行っても言われることは分かっています。
一縷の望みをかけて人探しを専門に扱っていらっしゃる御社にご相談をさせていただこうとご連絡させていただきました。
私の希望は彼女を見つけ出して返金してもらうことです。
どうぞ宜しくお願いします。

相談を受けて

依頼者からのお話を聞いて、だいぶ大掛かりな詐欺だなと思いました。
依頼者の被害額も相当な金額ですが、どうして依頼者がターゲットにされたかも疑問に思えます。
名簿情報が回ってしまったのか、知人がリークしてしまったのか分かりませんが、手口からして相手もプロだと推測されます。
その為、行方を判明させるのはかなり難しく費用もかかるだろうというお話をしましたが、依頼者の絶望は怒りに変換されているようで引き下がる気はないようでした。
ただし、本来は警察が対応する案件でもあることから警察への相談も勧めました。
また、相手がプロであり反社会的な組織の可能性もある、その時は依頼者と弊社の安全も確保しないといけない。
もし、安全上問題が生じた時は警察に対応をお願いすることになるという点でご了承をいただき案件を承ることに

調査を開始して

今回幸いだったのは、現時点で依頼者が大騒ぎをして警察に行ったりクレジットカードを止めたりしておらず、事態が大きくなっていない事です。
すぐに依頼者に彼女の親や友人と思われる人物にLINEを入れさせました。
「彼女から連絡来ました、別れたいという内容のものです、一時の気の迷いと思っているので少し待ってみます。」という内容で送り返信を待つことに
ブロックされていないことを祈りながらではありましたが、親と友人両方から返信が来ました。
これと同時にクレジットカードの利用歴などを確認する。
クレジットカードはまだ使用されていないことが確認できる。
さらに並行して特殊な調査を行う。結果が出てくるまで依頼者には定期的に親と友人にLINEを入れるように依頼する。
「彼女が心配だ」「こんな状態でも彼女が好きだ」という盲目的な男性を演じてもらい相手の油断を誘う。
数日後、クレジットカードの利用履歴が発生する。
大した金額ではないものの複数商品を購入している。
それぞれの購入元に配送先を確認すると、3つの住所が割り出されたので、調査員がそれぞれの住所を確認する。
今回判明した3つの住所のうちの1つで対象者を確認する。
依頼者に報告をすると、すぐに会いに行こうとしたのでそれを静止し、まずは対象者の正確な身元を判明させることにする。
また、対象者以外の関係者についても調査も進める。
今回判明した住所地は3か所で合計5名が住んでいることが分かる。
対象者はそのうちの1つに男性と住んでいることが確認される。
対象者の本名は対象者に名乗っていたものとは全く異なり、年齢なども偽りであったことが分かる。
この段階で対象者の本名、生年月日、年齢、実家住所など基本的な情報を把握することができた。
関連している人物もそれぞれ行動調査を行うが危険な集団との繋がりはなさそうである。
ここまで情報をおさえられた段階で依頼者は対象者と直接対峙することに。
危険はないと思われるが万が一に備えて

・ 対象者が1人である時
・ 弊社の調査員が周辺にて待機している

という状況で直接遭遇させることに、依頼者が目の前に現れた時の対象者はひどく動揺した様子である。
対象者の現在の生活圏は依頼者宅からかなり離れている場所にあるので油断していたものと思われる。
依頼者は対象者に「全て分かっている、逃げても無駄である、奪った現金の返済をすれば許す」と伝える。
対象者は黙り込み携帯を操作しようとするが依頼者が静止し、「誰かに連絡すれば今すぐ通報する。今回関連している人物の情報は全て把握している逃がさない」と強く伝える。
対象者はしらを切ろうとするも依頼者が次々証拠を出していくのであきらめた様子。
依頼者と対象者は近くにある飲食店に入り話をしている。
返金と損害について返金をするように話をしたとのことです。

以降の流れは記載できませんが、後日依頼者からの連絡では現金の回収は7割くらいできたということと、関係者について全員通報しましたとさっぱりした表情でご連絡をいただきました。
「失った3割と私の気持ちは勉強代です。」と笑っていた依頼者に良い人が見つかることを祈りながら本件は終了となりました。

ブライト探偵事務所探偵事務所ブライト

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