赤詐欺が急増【結婚詐欺被害】

結婚詐欺の立証はかなり難しいと言われています。テレビやニュースで度々取り上げられている赤詐欺ですが、実際に2025年1月20日1億円の詐欺被害で初公判が行われました。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20250120/3000039395.html

SNSの普及でスマホ一つで出会いが叶う時代に、結婚を餌に高額をだまし取る手口が横行しています。
結婚は人生に於ける大きな転機であり、多くの人が幸福な未来を夢見ます。
しかし、その神聖な絆を悪用し、金銭を騙し取る卑劣な行為が存在します。それが”結婚詐欺”です。

詐欺の手口や被害に遭わない為の対策や被害に遭いそうな事態に巻き込まれそうになった場合の対処法などについて本記事では解説してみます。

結婚詐欺の典型的な手口

結婚詐欺の手口は多岐に渡りますが、多くの場合、以下のような流れで進行します。

接近と信頼の構築

詐欺師はSNSなどで複数人にアプローチをかけ、色仕掛けに引っかかりそうなターゲットを絞りこむと、優しく親切に接する事で信頼関係を築きます。結婚願望をほのめかしたり、理想の家庭像を語ったりすることで、相手の心をつかみます。
相手はプロの詐欺師です。相談者様が詐欺の被害に遭っている事を悟られないように普通に交際をスタートさせて、経営者と語ったり、将来安泰だと言う設定を徹底しています。

結婚の意思表示

何か月かかけて信頼関係を構築し、交際を深めると、次第に結婚を前提とした言動が増えてきます。
例えば、結婚式場のパンフレットを見せたり、ドレスや指輪を見に行ったり、両親に合わせようとセッティングを組んだり、同居や新居を探すフリを見せたりなど、着々と結婚の意思表示をしてきます。

金銭の要求が始まる

結婚詐欺師は何か月、何年単位で計画を企てます。そのため、交際当初は金銭的に余裕があるように振る舞う為、被害に遭う方は、安泰な生活を思い描いています。
何か月～何年と経過して、しっかりとした絆が生まれ、結婚が間近に迫った頃、

• 結婚前に清算しないといけない借金がある
• 事業拡大の為に資金を集めないといけない
• 親の治療をしっかりとしてあげたい
• 自分の病気が発覚し、治療費が足らない
• 借金の清算をして、二人の新居に移りたい
• 二人の結婚資金の為に預金しよう

などなど、金銭を要求する言動を始めます。
被害者に遭っている方は詐欺だという認識が甘くなっている、又はすっかり洗脳されている状態にあるため、未来の為に相手を信じ、金銭を渡してしまいます。

失踪・音信不通

パートナーの目的が詐欺行為だった場合、ある程度の資金を搾り取る事に成功したら、そのまま音信不通などになり失踪した形になります。

失踪したパートナーと直接会おうと、聞いていた住所に訪ねてみても、最初から本当の住所は教えていない又は、引っ越した後か・・・。伝えられていた住まいに居る事は殆どありません。
その為、ブロックや着信拒否をされてしまうと基本的に被害者だけで探しだす事は不可能に近い状態となってしまいます。

これらの手口は、ターゲットの年齢や社会的地位、性格などによって巧妙に変化します。
例えば、高収入男性をターゲットにする場合は、事業投資を持ち掛けるケースや、女性自信が借金を抱えているケースなどが見られます。
一方、結婚願望の強い女性がターゲットの場合は、ロマンチックな演出で心をつかみ、結婚指輪や二人の新居などと言い金銭の要求するケースもあります。

探偵事務所ブライトが依頼を請けた結婚詐欺の事例

弊社は人探しを得意として、様々な金銭トラブルや詐欺案件の調査を行ってきました。
その中で、実際に詐欺を立証し、証拠を集める事が出来た事例をいくつかご紹介いたします。

依頼者情報	調査内容	調査に掛かった費用
36歳　女性　会社員	結婚の挨拶に両親に会わせてくれない 連絡が全く取れない時間帯がある 仕事に行っている様子が不確か 必ず儲かると言う不審な投資の話しをされている	調査日数：3週間 調査費用：150万円 調査地域：東京 調査員人数：総勢4名
42歳　男性　経営者	相手は現役大学生 親元を離れて引っ越しをしたいと金銭の要求をされている 携帯を見てしまったが他の男性の影がある 彼女に貢いだ金額は900万を超えている 最近連絡が取れづらくなっている	調査日数：2週間 調査費用：130万円 調査地域：神奈川 調査員人数：総勢4名
42歳　女性　医療従事者（シングルマザー）	相手は経営者と言っている ドバイとの業務提携がある 貿易業と本人は話している お金を動かす金額が大きすぎて短期の資金の借り入れを申しだされている 返す返すと言って一向に返金がない 貸した金額は600万円	調査日数：2週間 調査費用：200万円 調査地域：兵庫県 調査員人数：総勢4名

このように、依頼者様の信用を長い時間をかけて築き上げ、相手の心につけこみ多額を騙し取ろうとする悪質な詐欺師はたくさん存在します。
警察に相談しようにも、詐欺の証明が無ければ詐欺師として刑事事件にすることは容易ではありません。
そのため、証拠集めをする際に対象者に警戒される事無く証拠を収集するスキルが非常に重要になります。
結婚詐欺師は決して他人事ではありません。誰でも被害に遭う可能性がある事を認識し、注意する必要があります。

探偵が行う結婚詐欺の調査方法とは

探偵が行う結婚詐欺の調査内容は、依頼者様の状況や求める情報によって異なりますが、一般的な調査方法を解説してみます。

相手の身元調査
氏名・年齢・出身地・家族構成	対象者の話しと合致しているかを確認
職業・勤務先・年収	対象者の経済状況や社会的地位などの事実確認
過去の経歴	過去の犯罪歴や詐欺行為の有無を確認します
交友関係	対象者の友人や知人、仕事関係者などの人となりを把握します

結婚に関する情報の調査
過去の結婚歴	過去に結婚していた場合、当時の詳細を調べます
結婚詐欺の前歴	過去に結婚詐欺に関わったことがあるかどうかを調べます
結婚に対する真意	対象者が本当に結婚をする意思があるのか、それとも金銭目的で近づいているのかを調査します

金銭に関する情報の調査
借金の有無	対象者に多額の借金などがある場合には、結婚詐欺で騙したろうとしている可能性があります
資産状況	対象者の収入や、預貯金、不動産などの資産状況を調べます
金銭の流れ	対象者お金の使い道、使い方などを調査します

上記以外にも、対象者の生活パターンによって調査の手法は異なります。
結婚詐欺や信用調査、金銭トラブルのご依頼では、長期の調査が殆どで、対象者がプロの詐欺師であれば一般人よりも警戒心は非常に強い傾向にあります。
その為、通常の調査よりも調査員の人数と調査員との連携が成功のカギになってきます。

探偵事務所ブライトでは、警察OBが在籍し、調査に関して徹底した教育を調査員全員が行っています。そのため、対象者にバレずに調査を進める事が実現し、高い評価をいただいています。

結婚詐欺に遭わない為の対策

結婚詐欺師はあなたの街のいたるところに存在します。そもそも結婚詐欺被害に遭わない為には、以下の点に注意する事が大切です。

1. 相手の事をよく知る：交際期間が短い場合や、相手の身元がよく分からない場合は、相手の情報をしっかり把握するようにしましょう。相手の友達や家族などとも交流出来る環境を作る努力をした方が良いでしょう。
2. 金銭の貸し借り：結婚を前提した交際だった場合でも、お金の要求があった場合は貸さないように気をつけましょう。少額の貸し借りでもお金の切れ目は縁の切れ目に繋がります。断ると相手に嫌われてしまうんじゃないかと考えてしまうかもしれませんが、恋愛とお金は別物として一度立ち止まって冷静に考える事が大切です。どうしても貸す状況下におかれてしまった場合は、身元の確認をしっかり行う事と借用書を作成してもらう等を検討しましょう。
3. 甘い言葉に注意：「あなたしか頼れない」や「運命を感じている」など、相手の身元が判明するまでは鵜呑みにせず、客観的に相手の言動を観察し、不自然な点がないかあらためて確認をしましょう。
4. SNSでの出会い：マッチングアプリや出会い系サイトなど、SNSで知り合った相手とは、特に慎重に接する必要があります。相手の素性が分かるまでは自身の情報を自身で守りながら信頼関係を徐々に構築すると良いでしょう。

万が一、結婚詐欺の被害に遭ってしまったら取るべき行動

結婚は誰もが夢見る生活であり、出会った人を好きになる事は自然の摂理です。そして、お金の貸し借り等も交際を続けていく中で機会も出てきます。お金を貸した途端に連絡が取れなくなった等があれば、以下の対応を取りましょう。

• 証拠を収集する：相手とのやり取りの記録（LINE・メール・DM・通話履歴など）、金銭のやり取りの記録（振込明細や領収書など）、証拠となりそうな物は出来る限り保存しておきましょう。
• 警察に相談する：証拠を集めたらまずは警察に相談し、被害届を提出しましょう。警察の捜査によって犯人が逮捕される可能性があります。詐欺事件で逮捕され、犯人が有罪判決が出れば、損害賠償請求をする事が出来ます。ですが、相手の手元にお金が既にない又は支払い能力がない場合など全額返ってくるかは別問題になりますので、そういったものも踏まえて警察に相談をしましょう。
• 弁護士に相談する：弁護士に相談し、法的アドバイスを請けましょう。被害金の返還請求や損害賠償請求など、法的な手続きを進める事が出来る可能性があります。
• 消費生活センターに相談する：消費生活センターでは、消費者トラブルに関する相談を受け付けています。該当するものがあれば活用しましょう。

証拠が足りない場合は探偵事務所への依頼を検討しましょう

結婚詐欺被害に遭い、情報や証拠が足りず、上記の解決が難しい場合は、被害の証拠を収集する為に探偵事務所を利用しましょう。
探偵事務所では、張り込み・聞き込み・データベース調査・インターネット調査など様々な調査方法で人員を使って証拠を固めていきます。
探偵事務所では時間をかけて人員が調査を行います。そのため、依頼の費用は発生します。
被害金額と依頼の費用を総合的に判断してから依頼する事をおススメします。

まとめ

探偵事務所ブライトでは、金銭トラブルのプロが多数在籍している為、解決率が非常に高い結果を導けています。
依頼者様のお持ちの情報を出来るだけ正確にご相談ください。
正確な情報を出来るだけ集めてご相談いただければ、お問合せで概算の見積もりを取る事が出来ます。

また、探偵事務所を利用する際は、信頼できる業者を選びましょう。
悪質な探偵事務所も多く存在します。信頼できる業者か？判断が難しい場合は、何社かに問い合わせをして、選ぶ事が大切です。

少しでも結婚詐欺の疑いがあったら、信用調査などを行って信用出来る人なのか？を調べる事も重要です。
どんな些細なお悩みでも探偵事務所ブライトへまずは無料相談をしてみましょう。